INTRODUCTION
小説家・凪良ゆうが2022年に発表した傑作恋愛小説『汝、星のごとく』。刊行直後から幅広い読者に熱烈に支持され、翌年には第20回本屋大賞を受賞。シリーズ累計発行部数170万部超を誇る人気作が、待望の映画化。瀬戸内と東京。遥か遠くに輝く夢と、無情に押し寄せる現実――。運命に翻弄された男女の15年にわたる愛と選択の物語を、日本を代表する俳優の横浜流星と広瀬すずが演じる。
横浜は、本書と出会い「この物語を生きたい」と切望。凪良に映画化への熱い想いを伝えた。パートナーとなる監督には「彼しかいない」と『正体』(24)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞&最優秀監督賞をダブル受賞した盟友・藤井道人に打診。そして「いまを生きる、多くの人々に届けたい」と企画に共鳴した製作チームに、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(21)や「きのう何食べた?」シリーズの脚本家・安達奈緒子も仲間に加わった。その熱は伝播し、同じく凪良ゆうの原作『流浪の月』(22)で全身全霊の名演を見せた広瀬すずが、もう一人の主人公を快諾。神がかり的な入り込みを見せた横浜が演じる櫂と共に、繊細さと芯の強さが同居する暁海の心と生きざまを一針一針縫うかのように丹念に体現した。17歳から32歳――高校生から社会人まで、幸福も試練もたとえ遠く離れても時にすれ違い傷つけあっても、互いを想わずにはいられない恋人たちの真実を圧倒的なリアリティで魅せる。
さらに、櫂と暁海を取り巻く人々にも最高峰のキャストが集結。松村北斗、中村アン、濱田岳、尾野真千子、木村佳乃、石田ゆり子、長谷川博己らが激動の人生を見事に生ききり、人生の複雑さを多彩に示した。圧倒的に奥行きのある人物描写と目を奪われる映像美で、極上の人間ドラマを奏でる。
STORY
美しい海と空が広がる、瀬戸内のとある島。
島に転校してきた男子高校生・櫂(横浜流星)と、この島で育った暁海(広瀬すず)。
ともに家庭に恵まれず、孤独を抱える2人は、互いに唯一の心の支えとなり、恋に落ちる。
夢を掴むために上京する櫂と、家族のために島で働く暁海。
そんな2人に、無情にも突き付けられるいくつもの“岐路”。
15年の大恋愛の末に、2人のくだした決断とは。
CAST &
CHARACTER
横浜流星/青埜櫂 役
漫画原作者としてプロを目指す青年。
ともに孤独を抱える暁海と出会い、惹かれあう。
卒業後は上京し、暁海と遠距離恋愛に。
profile
1996年9月16日生まれ、神奈川県出身。近年の主な映画出演作に『流浪の月』(22)『ヴィレッジ』(23)『春に散る』(23)『正体』(24)『国宝』(25)ほか。
comment
コロナ禍でふと手に取った小説が凪良先生の『流浪の月』でした。
繊細な心情描写、言葉の力、正しさや現代社会への問いかけ。
美しさと残酷さが同居している世界観。
全てに心を掴まれ、映画化に携わることができ、転機となった作品になりました。
その後も一読者として楽しませて頂き、『汝、星のごとく』に出会いました。
んだ瞬間、瀬戸内海の綺麗な景色の中に、自分が櫂として生きたいと思い、
僭越ながら凪良先生、藤井監督に長々と自分の想いを伝え、
快く受け取って下さいました。
この作品を映画にするなら、
人物や世界観を更に魅力的にさせる藤井監督しかいないですし、
『流浪の月』でご一緒したすずちゃんが暁海として生きてくれる。
奇跡の連続が起き、撮影が始まる前から感無量で、皆様に心から感謝しています。
責任を持ってこの作品の素晴らしさを皆様に届けますのでご期待下さい。
広瀬すず/井上暁海 役
瀬戸内の島で育ち、
苦労しながらもいつか自分の力で出てゆきたいと夢見ている。
瞳子を通じて刺繍に惹かれていく。
profile
1998年6月19日生まれ、静岡県出身。近年の主な映画出演作に『流浪の月』(22)『ゆきてかへらぬ』(25)『片思い世界』(25)『遠い山なみの光』(25)『宝島』(25)ほか。
comment
演じるのが凄く楽しみだなぁ、と思いながら本を読ませて頂きました。
何とも言えない、でも素直な愛のかたちが沢山あり、
主人公2人の世界を丁寧に、優しく寄り添っていけたらいいな、と思います。
そして、個人的に、いつか藤井組に参加してみたいと思っていたので、
監督の現場に立てる日が来た事をとても嬉しく思います。
監督と何度もやられている流星くんがいてくれるので、
思いっきり頼りたいと思います。
松村北斗/久住尚人 役
櫂と組んで同じ夢を追う相棒であり、何でも話せる良き親友。
漫画の作画担当。
櫂にしか明かしていない秘密がある。
profile
1995年6月18日生まれ、静岡県出身。近年の主な映画出演作に『夜明けのすべて』(24)『ディア・ファミリー』(24)『ファーストキス 1ST KISS』(25)『秒速5センチメートル』(25)『白鳥とコウモリ』(26)ほか。
comment
オファーをいただき久住尚人と出会った時点で、
僕は彼を放っておいてはいけないと直感していました。
それくらい彼は愛されなければならない。
僕がそうしてあげたいと本を読みながら強く思いました。
藤井組に参加した方々が口を揃えて、
藤井監督は情熱と本気すぎる方だと言います。
撮影を終えてまさに同じことを感じました。
その熱は僕がまだ知らない役の愛し方をたくさん教えてくれるものでした。
この作品に参加できたことを心から誇りに思います。
いち映画ファンとして誰かに勧めたくなる作品です。
中村アン/二階堂絵理 役
仕事熱心な文芸編集者。
櫂の才能に惹かれ、植木を通じて小説の執筆を依頼する。
profile
1987年9月17日生まれ、東京都出身。近年の主な映画出演作に『ミックス。』(17)『名も無き世界のエンドロール』(21)『マスカレード・ナイト』(21)『グランメゾン・パリ』(24)、『災 劇場版』(26)ほか。
comment
二階堂は青埜櫂の才能に惚れ込み、小説を書くことを勧める、熱い想いを持った編集者です。
どうしても小説を書いてほしい!と、彼の背中を押す存在になれたらと思いながら演じました。
この作品の一員になれたこと、そして藤井組に参加させていただけたことを、心から嬉しく思います。
たくさんの方にこの作品が届きますように!
濱田岳/植木渋柿 役
櫂と尚人をプロの漫画家へ導く編集担当。
裏表のないお茶目な性格で慕われている。
profile
1988年6月28日生まれ、東京都出身。近年の主な映画出演作に『決算!忠臣蔵』(19)『喜劇 愛妻物語』(20)『七人の秘書 THE MOVIE』(22)『湯道』(23)『教場 Requiem』(26)ほか。
comment
絶大な信頼をおいている藤井監督と藤井組の皆さんと、またご一緒できて嬉しかったです。
多くの喜怒哀楽、そして人の業が詰まっている作品で、どのキャラクターを切り取っても一言で関係性を表すのが難しいと思いますが、そこが魅力だと思います。
苦しいシーンもありますが、作品全体に常に優しい光が降り注いでいて、
どこかにずっとある優しい気持ちを忘れないように、そしてそれを植木を通して表現できればと思いながら撮影に臨みました。
皆さんの心の柔らかい部分に問いかけるような素敵な作品に仕上がっていると思いますし、
この作品が身近な人と話すきっかけになれば嬉しいです。
尾野真千子/青埜ほのか 役
櫂の母で、スナックのママ。
恋多き性格で、幼少期から櫂を振り回す。
恋人を追いかけて瀬戸内に移住。
profile
1981年11月4日生まれ、奈良県出身。近年の主な映画出演作に『そして父になる』(13)『ヤクザと家族 The Family』(21)『茜色に焼かれる』(21)『サバカン SABAKAN』(22)『千夜、一夜』(22)ほか。
comment
藤井さんとは今作で2度目だったので、またご一緒できることが嬉しく、このチームに戻ってきた、同窓会のような安心感がありました。
綺麗な恋の物語の中にある人間の泥臭さも魅力で、私は横浜さんが演じる櫂の母親として、思わず溜息が出てしまうような、男性への執着心が強いどうしようもない女性を演じました。
横浜さん、広瀬さん二人とのお芝居はとても楽しかったですし、今治でのロケや、地元の方々の温かさが、そのまま役の深みにつながったと感じています。面白いものができる予感がしています。
木村佳乃/井上志穂 役
暁海の母。
以前は朗らかな性格だったが、夫が瞳子と不倫して家を出ていったことで心を病む。
profile
1976年4月10日生まれ、東京都出身。近年の主な映画出演作に『記憶にございません!』(19)『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』(20)『ファーストラヴ』(21)『騙し絵の牙』(21)『カラダ探し THE LAST NIGHT』(25)ほか。
comment
暁海が櫂を追って東京に行く事ができない原因を作っている母親役でしたので
非常に難しく集中力も必要で、とにかくカロリーを消費致しました。
また暁海を縛りつけてしまっている、自分自身にも深く傷ついている女性だなと、思いながら演じておりました。
個人的には以前も映画の撮影で長期滞在したことがある島でしたので、大変懐かしく、ご縁を感じておりました。
毎日美しくかつ凛とした瀬戸内海に癒されていました。
石田ゆり子/林瞳子 役
オートクチュールの刺繡作家で、
自立した生き方が暁海に憧れを抱かせる。
暁海の父の不倫相手。
profile
1969年10月3日生まれ、東京都出身。近年の主な映画出演作に『マチネの終わりに』(19)『望み』(20)『サイレント・トーキョー』(20)『いのちの停車場』(21)『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』シリーズ(23~)ほか。
comment
瞳子という役は、ヒロインの暁海にとって
憎悪と憧れという相反する気持ちを揺り起こさせなくてはいけない存在です。
そのために、なにか俗世間的な欲望のようなものを削ぎ落としたくて、思い切って髪をかなり短く切りました。
藤井道人監督の演出は、自分の中の雑念が次第に消えていくような修行感があります。
できることならもう少し長く携わりたかったです。
リュネビル刺繍を一から教えていただき本当に貴重な経験でした。刺繍の世界にすっかり夢中になり、今後とも習い続ける決意です。
今治市は20年ほど前、テレビドラマの撮影で長期滞在したこともある思い出深いところです。
瀬戸内海を眺めていると、やさしくて切ない不思議な気持ちになります。
美しいラブストーリーにぜひ浸ってくださいますように。
長谷川博己/北原草介 役
櫂と暁海が通う高校の化学教師。
メンターとして二人を卒業後も気に掛ける。
幼い娘と2人暮らし。
profile
1977年3月7日生まれ、東京都出身。近年の主な映画出演作に『シン・ゴジラ』(16)、『散歩する侵略者』(17)、『半世界』(19)、『はい、泳げません』(22)、『リボルバー・リリー』(23)ほか。
comment
情念の映画だと思った。同時に、怖さを感じる作品だ。
北原は主人公二人に寄り添うメンターのような存在でありながら、どこか得体の知れない人物でもある。原作『汝、星のごとく』の北原を、二時間という映画の枠の中でどこまで立ち上げられるかは…中々難しかったです。
若いキャスト・スタッフが多い中で、気がつけば自分も年長者の立場にいて、北原の如く、作品の“添え木”となれれば、と思いながら撮影していたことを思い出す。
STAFF
comment
『汝、星のごとく』監督の藤井道人です。
この作品は、主演の横浜流星の熱い想いから実現した映画であり、その想いに僕も応えたい一心で覚悟を持って鋭意製作中です。
また、広瀬すずさんとのはじめての作品創りも心から楽しみにしています。
瀬戸内海の美しい景色と、素晴らしい凪良先生の原作、脚本の安達奈緒子さんの繊細な脚本の映像化は自分にとっても新しい挑戦になると思うので、是非応援いただけると幸いです。
撮影でお邪魔するロケ地の皆さま、何卒宜しくお願いいたします。
comment
小説を拝読して、この作品は女性が自分自身として生きることの難しさと孤独、責任を描き切っていると感じました。ですが読み解くうちに、《役割と自由》の間に立たされ、引き裂かれてきたのは女性だけではない、これは全ての人々の苦闘の物語だと気付かされます。
櫂と暁海は本当に真面目です。二人を中心に繋がっていく人々も皆同じで、凪良ゆう先生が生み出す人物は全員必死。だから目が離せないのです。
彼らの人生を生身の人間たちで表現するとしたら。ぜひ書いてみたいと思いました。
横浜流星さんと広瀬すずさんという魅力あふれるお二人が恋人たちを演じ、藤井道人監督が二人の心の移ろいと年月の機微を形にしてくださいます。楽しみでなりません。
『汝、星のごとく』はさまざまな愛の物語ですが、全員の切実な叫びでもあると感じています。
その声を受け取っていただけたらと思います。





